タネのたね

30代メカエンジニア。ファッションと育児・家事の隙間ブログ。

これが研究一筋の姿なのか。材料メーカーとの打合せにて感じたこと。

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設計をする上で、材料は基本的にはベース製品と同じもの選ぶが、新規構造など今までにない部品がある場合は自分で決めなくてはならない。

今回、使ったことの無い材料を使う必要が出てきて、メーカーさんに連絡を入れた。 

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僕の依頼を簡単にまとめると

・機械部品への使用を考えている

・このサイズで、こんな特性が欲しい

・御社の材料ならできることを試作もして確認した

そこで最適な材料グレードとサイズバランスを検討して欲しいので、まずは検討の見積もりを出して欲しい。

そんな依頼をすると、メーカーの営業さんより「内容の詳細確認をしたいので、技術担当をつれて伺います」と。

「面白そうなので是非やってみたい!」とも言ってくれているので、こちらとしても有難い。

打合せ当日

登場した技術担当は、推定40代半ばの失礼ながら冴えない感じ。

名刺交換ですら何言ってるか聞き取れない。

僕もコミュニケーション能力は低いので気持ちはわかるが、これはちょっとヒドイ。

既に先行き不安でいっぱいだが、要望を伝えるとついに口を開いた。

「その使い方の原理がわかりません。」 

ファッ!?

予想外の言葉に周囲が固まる。

なぜだろうか。事前に情報は流しているし、既に別分野で同様の使い方をした製品が世の中にあふれている。

しかもあなたの会社でかなりのシェアを持っているではないか。

もう一度説明するが、やはりわからないと。

するとその技術担当は6人いる打合せの場で「この事象はゴニョゴニョ・・・う~ん」完全に独り言を話し出した。

この人は研究一筋ですごい人なのか。

もしくは社外に出してはいけない人なのか。

どちらでもいい。

営業さん何とかしてくれ。

結局こちらの要望が伝わったのか伝わってないのかすらわからないが、「まずは1週間で見積もりを出しますので、その後検討実施に約1~2か月お時間を頂ければ」とのことで打合せは終了した。

 

結論:技術者もコミュニケーション能力を付けたい

 

なんとか検討してくれそうで良かったと思ったけど、1か月経った今でも見積もりが出てきていないのは、どういう事だろうか。

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