CADの使い方を独学で学ぶのは厳しい
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人手不足がちな製造業界ではCADが使えるだけで一定の需要がある。けれど、CAD操作は独学で学んでも、使い方が正しいかわからないし、非常に効率が悪い。
まずはCADの種類を決めよう
そもそもCADとは「computer-aided design」の略で、コンピュータ支援設計のこと。簡単に言うと、3Dや2D図面の作成や応力解析等ができるツール。30年位前は紙に手書きだったようで、会社で昔の紙図を見るとCADでも時間がかかるのにすげーなって思う。今ではCADを使うことで誰でも簡単に線を引いたり、寸法を入れたりすることができる優れもの。ここで重要なのが、どの業界で働きたいかによって使うCADソフトも異なること。
建築・土木・機械系ならAutoCAD
広く普及している汎用CADソフト。2次元から3次元まで制作できる高い機能性が魅力。世の中的には、AutoCADがかなりの割合を占めているようなので、とにかくCAD関連の仕事につきたいならオススメ。
出典:中堅・大手では3D CAD導入進むも、中小企業では依然2D CADが主流――機械系エンジニア500人調査 | fabcross for エンジニア
僕はCATIAしか触った事がないので使用感はわからないけど、部品を手配するメーカーはAutoCADが多い。
自動車・航空機系ならCATIA
機械専用CADの最上位ソフトとして知られ、自動車や輸送機械業の大手は大体CATIA。会社に入ってから初めてCADを触った僕でも、ちょっと習えばコマンドから直感的に書けるので全然難しくない。ライセンス料は高額なので個人での所有は厳しい所。
ちなみに自動車業界の簡単な構図を書くとこんな感じ。
完成車メーカー:トヨタ・ホンダ等で、販売先は一般ユーザー
1次サプライヤ:デンソー・ボッシュ等で、販売先は完成車メーカー
2次サプライヤ:成形・プレス・材料メーカー等で、販売先は1次サプライヤ
完成車メーカーはCATIA使用率が高い、つまり同じ形式でデータ転送を行なう1次サプライヤもCATIAを使う必要があるわけ。だから完成車・1次サプライヤで働きたい場合、CATIAを使えることが当たり前となっている。他にも電気機器ならPTC CreoやNX等の種類があるので、関わりたい業種をはっきりさせてから学ばないと意味がない。
CADの学び方
スクールに通う
メリット
・講師がいる
・手順に沿って学べる
デメリット
・お金がかかる
・講座が役に立つかわからない
アビバでは実はAutoCADの講座も行っている
代理店のアルゴグラフィックスなら1回1,1000円から基本講習を受けることができる。
CATIA V5 教育 | ソリューション | 株式会社アルゴグラフィックス
現場で学ぶ
メリット
・実務に繋がる
・逆にお金ももらえる
デメリット
・職場探しが大変
・質問しにくい
うちの会社でも、派遣会社から来て図面を書いている人がいます。事前に派遣会社でCAD研修を受けてから、派遣されるパターンもあるみたいで、会社からこの人欲しい!って思われれば、そのまま正社員になることも。
是非、しっかり学んで、僕を助けてください。