タネのたね

30代メカエンジニア。ファッションと育児・家事の隙間ブログ。

【産業革命遺産】万田坑に行ってきた

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日本にはいくつか炭坑がありますが、明治日本の産業革命遺産の一つである「万田坑」に行ってきました。

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万田坑とは?

 

 福岡県大牟田市熊本県荒尾市の県境に位置する日本の近代化を支えた三井三池炭鉱の一つで、日本最大級の炭鉱です。

平成19年から保存修理事業が開始され、平成22年より修理完了に伴ない一般公開されました。

現在でも第二竪坑・ヤグラ・巻揚機室・倉庫などが保存されています。

これらは、三井三池炭鉱に現存する明治・大正期の最大級の施設であり、当時の炭鉱技術を伝えるため、平成10年に国の重要文化財に指定されました。

 

見学してきた

 

見学するには、まず万田坑ステーションで入場券(410円)を買う必要がある。

中では内部には歴史がわかるパネルやジオラマの展示と、荒尾市の特産品が販売されていた。

かわいかったので1個だけ購入した。

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くまのフィナンシェ。

見学については、定時ごとにガイドさんが案内してくれる。

今回、私は一人だったので自由に見学しようかと思ったけど、ちょうど定時だったこともあり、団体さんに混じってガイドさんに案内してもらった。

そこそこ人が来るようだ。

 

主要ポイント


「第二竪坑櫓」

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まずは万田坑のシンボルともいえる竪坑櫓。

隣接する巻揚機によりワイヤーが巻かれ、つるされたケージ(エレベータ)が上下します。

ケージは2つ吊り下げられ、一方が上がると他方が下がる仕組みで、
つるべ式と呼ばれるそうです。

保存修理により非常に綺麗になっている。

「第二竪坑坑口」

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ここからケージに乗って深さ274mまで降りていきます。

非常に薄暗い雰囲気。

現在は危険な為、埋め立てられております。

近くには信号規定が書かれた場所もあり、当時の雰囲気が伝わってくる。

「巻揚機室」

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ここからはヘルメットを支給され、階段を昇っていくと、巨大なワイヤーと歯車に圧倒される。

当初、巻上機の動力は蒸気機関であったが、のちに電化された。

手前側に真新しい制御盤もある。

その他、石炭を運ぶ炭がん(トロッコ)がレールの上に放置されていたり、当時の様子もしっかり残っています。

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内部に入ることはできないが、浴室なども覗け、炭鉱マンがここで真っ黒な体を洗ったのかと思われる。

また万田坑の近くには、石炭を運ぶ鉄道が走っていた面影として線路の枕木が残っている部分もあり、多くの部分は壊れてしまっているけど、万田坑もまた「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」として日本を支えてきたのです。

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